女性向けコミック誌で仕事をするようになったころ
丁度私も出産したばかりで
背中に子どもしょって、マンガ描いていたりして
ヘロヘロのヘロヘロで

育児の合間にちょっと時間が出来たら
寝るか仕事か
正直ね、マンガ読む時間を捻出するのはすげー難しかったですよ

その時、読者さんもこんな状況の中でマンガ読んでくれるんだとしたら、
ほんとに細切れの大事な時間を使って読んでくれているんだなーと
思ったですよ

だから

読む人に負担にならない
 
読んだらホッとする
 トイレタイムに連れていってもらっていい
 極端な話、読み捨てでもいい
読んでもらう間の時間ちょっぴり現実から離脱できたらいいな

そんな作品描こうと思ったのですよ

そう思いながらずっと試行錯誤

「うちの読者さんはこういうのをが好きです」と
求められるものはいろいろ変わってきたりするんですが

描く時にいつも思うことは変わりません

誰かの大事な時間を読むことに使ってもらう代わりに
ちょっぴりいい気持ちをもっていってもらう

うんうん

今日はちょっと苦戦しているお仕事で
担当さんといろいろ話し合ったので
改めてこのことを思ったりしたところ

よしっ頑張ろうっ!