新作

*「続・橘屋繁盛記」
~「なにがあっても明日は来る」

「15の愛情物語」9月号 メディアックス刊行


橘屋シリーズ通算123話目 最終回です

20150723

このタイトル、ちょっと前にブログで書いたフレーズなんですが

書いて間もなくの時に連絡が入りました。


最終回にあたってのバックステージの出来事はこっちに置いておいて

とりあえずは
長らくのご愛顧ありがとうございました!


連絡受けて、ぎりぎり最終回らしい話にできるか?
というタイミングだったので

急いで「どんなお話を最終話にしよう」と相方と話し合う。

そして、こん回のお話が生まれたわけですが

ネーム提出して担当さんが
「オヤジがカッコ良すぎです。読んでて涙が…」という

描き手としてうれしいコメントをいただきました。

というか、オヤジ達との付き合いが一番長い担当さんでしたし

我が子のように思えたのかなぁ(いや、とっても若い方ですが)


担当さんが「意外でした」という展開です。

感想などいただけましたら福田んちみんなで
飛び上がってよろこびますです!


てわけで、橘屋ファイナルにあたって、

橘屋についてちょびっと書かせていただこうかと。


「橘屋繁盛記」
「Silky(シルキー)」1992年6月号・7月号(白泉社刊行)にて

前後編にて掲載。それが始まりでした。

デビューしてから初めての前後編100p!

緊張しましたっ!


「LOVEをいっぱい入れよう」と当時の私らが思ったかは
定かではないのですが、

三人娘の恋模様…というつもりが
まさかのオヤジが主人公となっちゃった作品となりました。


今思えば当時これでGOを出した編集さんチャレンジャーだなぁと。

おかげさまでとってもアンケートがよかったということで間をおかずに

続編で「橘屋繁盛記~橘屋始末記」を載せていただきました。


三人娘が片付いてこれで一区切りと思った時に

「代原描けます?」との連絡が。


「はいよろこんで!」
どこぞの居酒屋のようなお返事をした福田

代原ということで急ぎでなにを描こうと悩んでいたら

ふっと「オヤジとかほるさんの若いころのお話を描きたい」
とか思って口に出す。


急いでいたからか「いいですね、それ」とGOが出まして

「おムコにおいで~橘屋純情記」1992年12月号に載りました。

これがなんというかとっても反応がよかったよということで

これ以降「橘屋で」という依頼が…
気がつけば初のシリーズ物ですヽ(=´▽`=)ノ


1992年に1話目が載り1996年4月号まで全19話

「シルキー」にてシリーズ連載させていただきました。

(単行本描き下ろし1話別)


実はこれ「最終回」がなかったのです。

「連載休載して、原作付きのこっちの連載やって」

「連載終わったら橘屋は再開だよ」と言われて引き受けたら

連載中にその約束をなさった編集長がいなくなり、いろいろ大人の事情で

読み切り連載だったのをいいことにそのまま終了となりました

ですので単行本には最終話となったお話が未収録のまま

Silkyコミックス↓女性向けで…すごい表紙だー(^^;) 

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そんな橘屋が出版社も雜誌も違うところで復活したのは

「シルキー」終了後10年近く経ってから

2005年「15の愛情物語」10月号(当時はあおば出版より刊行)から

「新・橘屋繁盛記」としてシリーズ連載となりました。

これは全22話 2007年の7月号 あおば出版倒産まで続きました。

実はこちらで単行本復刊して、
引き続きで「新」の方の単行本も出る予定で進んでいたのですが
その直前のことでして幻と終わった単行本。

そして突然のことだったため、
当然ですが「最終回」は描いておりません。

あおば出版で新装版 文庫なのでコミックス4冊分が3冊にギュッ↓

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しかし、なんというか

それから間をおかず新しい出版社(メディアックス)から
発行されることになった
「15の愛情物語」で
「続・橘屋繁盛記」として連載が始まりました。

2007年12月号から2015年9月号まで~今回の作品で全81話です。


なんと今回は最終回を描くことができましたよ
\(^o^)/ 

初出から間を空けて再開でしたから20数年かけての123話

長かったのか短かったのか…


ちなみに「橘屋繁盛記」全20話については現在

ebookjapan・Kindle・他電子書籍配信サイトにて読むことができます。

ご興味ある方はぜひぜひ~

(当時の設定なのでオヤジたちの若いころの話に
「東京オリンピック」とか出てくるという
長期連載の落とし穴設定も…)


また「新・橘屋繁盛記」と「続・橘屋繁盛記」についても読めるように
…という動きがありますので、
はっきりしましたらご報告いたします。




最終回を迎えましたが、福田、相方と相談しまして

橘屋を今後も描いて読者さんに読んでいただけないかと
思っちゃったりしてまして、
模索中ではありますが

そのあたりお伝えできるようになればまたご報告したいと思います。


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