小型自動二輪の教習一日目の日記。


ヘルメットとプロテクターを装着して、手袋してスタンバイ。

同じ時間の教習仲間は22歳のAくん。

彼は中型の免許教習。


3台並んだバイクは大中小(いや中中小?)

私は125ccのバイクを支給されA君は400cc。

そんで残りの一台に先生。


私が革手袋を持参していたので先生は意欲満々だねぇと笑い「中型を取らないの?」と聞いてくる。


「意欲はあるので小型が取れたら…」と答える私に

「どうせ取る気なら中型から乗ってみる?」と大胆な発言の先生。



「と、とんでもないっ!」と先日のいきさつを話して丁寧に辞退。


「そう?」とちょっと残念そう。


でも教習が始まって先生は私の言葉の意味を知るのでありました。


教習の最初はまずバイクを押す所から。


前輪ブレーキを持ちつつえっほえっほと押してバイクの移動。

この時点で「ああ、中型にしてなくてよかった」と心から思う私。


なにしろ普段机の前でまさにペンより重いものを持たない仕事

バイクを押すだけでもかなりな運動。


…すでに息上がってます私。


次は「引き起こし」の指導。


バイクをサイドスタンドで止めるよう指示を受ける。


先生がそれぞれのバイクを倒しそれを起こす練習から。


コツを教えてもらう。

このコツを無視すると腰をやるそうなので注意。


A君は間も無く起こして「引き起こし」完了。


そして私ですが前回中型バイクにてお試しの引き起こし動作でぷるぷる惨敗の私。

小型はいかにっ?



む~~ん


…ぐぐぐう


…よっこらしょ


「!」無事起こせました!

すごい!さすが教習!

先生に教わったコツでありがとう!


すでにHP尽きかけている私ですが

感動にひたる間もなく次の指示が!



センタースタンドでバイクを立てその上にまたがるように言われる。



よっこらしょ。


座り方からハンドルの握りかたから教わって

装備の名称と役割ってのを習う。


「そのままエンジンをかけて~

スタンド立てたままギアチェンジ~

はいロー~」


リズミカルな先生の言葉に一歩遅れる私の手足

「あわあわ」


あわあわな私の隣でA君淡々と指示をこなす。

すごいぞ22歳!


と人に感心している余裕はないぞ私!


ひととおり練習してまだ身体が言う事きかないとあわあわしている私に先生の声。


「はいじゃあバイクから降りてコースの方まで押して行こう~」


え?

コース⁉


まさか…⁉


「そこでバイクに乗って~」笑顔の先生。


「スタンドを立てないでですか?」と質問しようかと思ったけれど愚問だと自分で答えて無言のまままたがる。



足…片足ついたら



もう片足ははるか遠い…((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

コケた…


「エンジンかけてー」


言われるままにやるしかないとスイッチON!



ぶるるるる…

あわわわ…生きているみたい…


「はいローに入れてゆっくり発進~

福田さんは私の後を、その後をA君ねー」


なめらかに発進する先生の後を追いかけようと気持ちは進む私だが


ぷっすん…




いきなりエンストかい~~~!



2回エンストして行進できないので

先生はA君にゆっくりと流しておくように言う。

言われたままゆるゆる走りだすA君。



ごめんっ!A君!

おばちゃんが君の教習の足をひっぱっちゃって!

心で謝るもすぐに自分の方に意識を集中。


先生の指示に従って、ゆっくりと…


ひーっ!バイクがぐらつくんですが…!!


そして直進から右に曲がる時に

減速できず曲がれない


(先生!減速ってどうやるんですかーーーー)

と考える間もなくそのまま前方の緩衝材にぶちあたる私


コケた…


「…」先生 ちょっと困惑の顔


気を取り直して再びコースへ。

(この時点でA君はすでに外周を数周しているよう)



「はい福田さん言う通りにしてねー

いいというまでクラッチ離さないでねー」


遠隔操作のように動く私。

でも受信機能の悪いラジコンみたいにかくかくしている…


「はいまっすぐー

僕の頭を見てー」


先生の頭部をガン見する私。


「はいーそんな怖い顔しないー

私は怒ってないですよー

笑ってーバイクは楽しいよー」


ああまるで育児中の母のようです先生!

まるで生まれて間も無いヒヨコが親鳥についていくように

よろよろと(よちよちではなく)付いていく私。


よろよろよろよろ


何周かしておっ動けるといい気になったところでタイムアップ。

先生の指導の声にそってバイクを停車させて終わり。


想像以上に息があがりながらも

デスクワークではかくことのない汗が噴き出して

妙に子どもの頃を思い出したりして


はふはふ。


ともあれこれで最初の1時間の教習は終わり。


さわやかな疲れを感じつつ次回はもっと慣れるよねと自分に言い聞かせる私。

しかし次回そんな甘い考えを吹き飛ばす事態が起きるとは…(続く)

注・これは15年前のブログです
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