教習3回目
(注・これは15年前のブログ記事を改稿して再投稿しているものです)
前回の事もあり(前回はまでこちら)ちょっとへたれそうになるも「そんなことでどうするの素子!」と自分で自分をはげまして教習へ。
装備を着けて先生を待つ間夫から言われた事を思いだす。
「バイクと仲良くするんだよ。バイクと人がお互い足りない所を補いあって楽しく走れるんだからね」
私 CB125Tくん(勝手に男)に引け目持ってるよなぁ…
そんな私じゃあ お付き合いするのも嫌だろうなぁ…-----
講習開始
前回のスクーターで練習を再度して
楽しげにやれているところでバイクにチェンジ
先生「福田さん車庫からバイクを持ってきて」
今までは先生がスタートする場所に持ってきてくれていたんだけど
よく考えると後々バイクを入手したら自分でできないとまずいわけで…
よっしゃ!
うんうん言いながら先生のアドバイス受けながら
なんとか自力で車庫から出す。(汗だく)
しかしどうしたことかCB125Tくんの調子が悪い。
先生が「うーん、今日は機嫌が悪いなぁ」と言うので
「私が何度もこかしたから」と言うと
「うん、こけた後は機嫌悪いんだよ。ホント。
そういう時は少しふかしてやるといい」
「そうですよねぇ。
私がバイクでも気分悪いかもしれないです」
夫の言葉を思い出す。
私が仲良くしようと思わないと
この子と上手くやれないかも…
その後なんとか発進
走り出したCB125Tくんに思わずお礼を言う
「ありがとう~
がんばって練習するから仲良くしてね~」とつい叫ぶ。
気のせいか、その後のCB125Tくんの調子は妙に良い(マジか!)
それからゆっくりと停止の練習。
上手く止まれてイイ気分♪
調子に乗ってはっしーん
…
プスン…
あれあれ?上手くエンジンかからない~もたもた
改めてエンジンをかけて発進~あせあせ
ところがクラッチの加減がもたついて私が妙な制御をしてしまって
バイクが止まる
バッタン!
はい立ちごけいただきましたー(;▽;)
気を取り直してやり直し~
またがってエンジンかけて
ギアはロー
ゆっくりとクラッチを離して…
離して…
手がクラッチから離れない~~!
アクセルはゆっくりと開こうとしているのに!
やばっ!
ぎゅっとクラッチを握り締める。
どっどっどっ…とエンジンの音が響くのに
バイクはピタリと動かない。
理由は分かっているのに!
どうすればいいかも分かっているのに!
私のチキン野郎っ!
隣を他の教習の人が通り過ぎていく。
先生が不審に思うのも時間の問題だなぁ。
うーーん…
「やるぞ」と言う私と
「怖いよー」と言う私が
身体の支配権を奪い合っている感じ。
「これって、なんだか人生みたいだよなぁ
ほんのちょっとの勇気があれば世界が開けるのに
踏み出せないって感じ。
分かっているのに動けないとか
よく漫画にも描くよなぁ。
そんで主人公は動かないで何も出来ないより
動いてこける方がいいっっとかって思うんだよねぇ。
漫画に描く事は自分達に向けている言葉だって言うのがうちの基本だもんねぇ
描いたからにはさぁ…」
とかって事を考えたら
動いていましたよバイク。
走り出したCB125Tくん。
なんだか私に同情したのか動きが優しい(;;)
それからしばらく調子よく走り間も無くタイムアップ。
「え?もう終わり?」ハッと目が覚めたよう。
ゆっくりと停止して無事降りる。
ありがとうCB125Tくん。と心で思う。
「明日は午前中ですけど、いいですか?」と言われ
「はい、がんばりますっ!」とお返事。
しかし
帰宅までの間に打撲した足は腫れ上がり
車を動かそうとしたら左肩が上がらない
整骨院で肩の筋肉の打撲と言われ治療となり
良いお返事したにも関わらず
しばしお休みとなるのであった
覚えたこと忘れないといいなぁ…
コメント