今、作画中なのですが、
「ふつうのおじさん」を描く予定のコマに
「イケメン風のおじさん」ができてしまったので
修正しているところです

足を短くして、顔もちょいいかつくして
眉毛もぼさっと…
それでも今ひとつださっぷりが少ない
んー

こういう作業をしていると
デビュー当時を思い出しますよ
 
担当さんが「女性向けコミック誌」に
マイルールというか、こだわりがあったのかもしれないんですけど

男性キャラの目にまつげが一本でも生えていると
「男性キャラのまつげはいりません」
足の長さがちょっと長いと
「リアルじゃないですから、もっと短くして」
眉毛がベタじゃないと
「眉毛は黒でしょ、黒」
「変形ゴマはね基本使わないように
読者が読みにくいから」
…等など 

その方にはデビュー当時から数年担当していただいて
おかげさまで、おばさんおじさんを描くのが
とっても上手になった気がします(いやホント) 

そして、後々気がついたことではあるのですが
当時その方が担当していた先生方は
みなさん少女マンガを描かれていたことがあって
男性キャラの目にまつげもあるし
脚は超長いし
眉毛も黒じゃなくて
麗しい男性キャラを描かれていらっしゃった

…という事実

当時はね、疑問に思っても口に出せなかったですよ

まあ、もう二十数年も前のことなんですけど
三つ子の魂百までといいますか
今でも時々、その時の担当さんの言っていた言葉を
思い出すというか
しょっぱなの担当さんの及ぼす影響というのは
恐るべしなのだなぁと思うのでありました

パソコン作業中なので、隣のアナログ作業机の上がすごいことに…
53
そして、このネタは二十数年経っても記憶が
褪せることなくちょこちょこと話してしまう私。
そしてブログにも書く
ばさまになっても話すんだろうなぁ