もう何年も前のこと、茶道を再開して

書も書けるようになるといいなぁと思って

ちょっとだけ書道も習いに行きました。


基本を習いながら数ヶ月

教室の発表会があるというので作品を作ることになり

先生に「書きたい文字とかあれば」と言われたので

「日々是好日」の「好日」と「喫茶去」をお願いしました。


練習しながら先生にちょっと褒められたりして

いい気分で夫に自慢していたりして


そして作品はカレンダー仕立てにするということで

絵も入れていいとなったので、ウキウキと。


そんなある日、夫が私の書いた書を見て言いました

「コレは書じゃないね」


「えっ?なにそれ?」


「どうもなにか違和感あったんだがわかったよ。

あんたの字は絵なんだわ。

お手本見ながら、あんた形を拾って書いているでしょうが」


「!」

「すげーよ夫、なぜ分かった?!

そうだよ、私は先生のお手本見ながらラインを追って書いていたよ!

その「字」の持つ意味とか考えてなかったよ!

形を写していたよ!」


…指摘されそれに気がついた私は間もなく書道の教室をやめました。


だって絵だから。

すみません先生。と心の中で謝りながら。


そんでコレがその「絵」(猫がではなく全部で絵)


さらにこの絵を見た夫が「これは絵ってよりマンガだね」と一言。


「…そだね」


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