バーネットの「小公子」
小学生の時の少年少女世界名作全集とかってので出逢った時に
多分、私の考え方のすんごい奥のところにはまった本。
「小公女」じゃないの「小公子」の方。
「こんな出来すぎな子いないよ。」とか「キレイ事過ぎる。」とかって
言われることもあるようですが、私的には「いたっていいじゃないさ」です。

少なくともこれを読んで、ややささくれていただろう小学生の私の心は
ちょっとだけキレイなところを作ってもらった。

それからも、数年に一度はふと思い出して読んでいた本。

後から思うと気持ちがへばったり、ささくれていた頃に読んでいたんじゃないかと。
読んだ後、くじけかけていた気持ちがむくりと起き上がる感じになっていったなぁと思うから。

ある時夫と本の話をしていて、
村岡花子さんの翻訳本の「小公子」が好きだと言う話から「翻訳者で随分違うよね。」という話になった時
「だったら色んな翻訳のものを読んでみたら面白いかも」と言われて
いそいそと集めて読みましたよ。
お話しそのものは変わらないのに、選ぶ言葉でこんなに違う!と面白かった。
その時に買った「小公子」
左手前の本、翻訳者「川端康成」ですよ!すげっ!
ちなみに一番右奥のやつは英文のですが、これは…これは…
楽しめるには私の問題が…むにゅむにゅ…

そして、そろそろまた読もうかなと思っているところ。
セドリックに会ってこようっと。
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