今回はちょっと真面目なお話ですです。

中学校の職場体験というやつを受け入れ始めてもう結構な年数経ちました。

うちに職場体験に来るくらいだから当然絵が好きな子が多いわけです。
で、将来絵で食べていきたいの?と質問とかすると
「そうしたいなと思うけど、多分無理」
「親がそういうのは特別な才能がある人ができるだけで、
あなたにはそんな才能ないから無理って言われた」という言葉をよく聞きます。

中学生で軽くあきらめ。
でも好きであきらめきれない。そんな感じの反応に

「才能だけでプロになるなんて滅多ないから」と私と夫。

なにしろ学生時代の持ち込みで「あなたねプロ無理だからあきらめなさい」と
言われた経歴を持つ私ですんでそこは自信を持って言っちゃいます。

そして「誰かに決められてあきらめたら後悔するからさ
あきらめるにしても、やるだけやって納得してからにしなさいよ」と。

相方の夫も
「大切なのは好きなモノを好きでいられるかだぞ」と話し始める。

これ最近繰り返し人に伝えていること。

好きであきらめきれなくて、ずっと描いていたら仕事になってた。

絵のこととかいろいろ厳しいこと言われてきて
それはそれでなかなか苦しいところではあるけど
それでも続けてきたから子どもたちに言える言葉があると思うと
まあ悪くないねと。

そしてここ数年、出逢ってしばらくして
絵を将来の仕事に考え始める子や
仕事にしなくてもずっと描きたいって言う子が増えていて
幸せな気分にさせてもらっているのでした。