ちゃんとモト

「福田素子」は「幹」と「モト」夫婦二人のペンネーム。 ここは二人で管理するブログです。
マンガ絵日記、趣味のイラスト、ねこ話、もちろん仕事のお話も。

カテゴリ:日記 > 明日の私に伝えたい

明日の私に伝えたい(9)

水彩画展を開きます。

漫画家という絵を描く仕事をして30年ほど経つのですが

この水彩画展の作品は仕事ではない絵。


度々書いていることですが

私ってば絵を描く仕事なのに

ずっと絵にコンプレックスを持っていました

自分の絵が嫌いだというのではなく

商業マンガであまり褒められることなく

特にカラー作品は、私の好む色が

ことごとく印刷に出にくい色らしく

よく編集さんからそこ指摘されていたものです。


自信を持つのも難しいというか…

いやそれも今思えば自分自身の問題だったんですが。


そんなこんなで来ましたが

つい数年前、仕事のことなどでいろんなことがあった頃

マンガ教室で生徒さんたちに向けていう言葉が

ブーメランのように自分に向かって来て直撃。


「好きな絵を好きに描けばいいよ」

52

ハタと気がつけば私、仕事の絵はたくさん描いてきたけど

趣味の絵はあまり描いていなかった

仕事に役に立てばと練習絵は描いてたけど

ただのお絵かきはほとんど描いてなかった


けっこう驚きでした。
(10)へ続く
もと・水彩展 ネット用

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若い頃「ちゃんとおかあさんしよう」と
一生懸命に子育てしてた

しんどくても大変でも
それを押して頑張るのが
子どものためだと思ってた


しんどくてもがんばる理由は

「あなたが幸せになれますように

あなたがいつも笑顔でいられますように」


だけど伝わったのはもしかしたら


「おかあさんは大変だ」

「おかあさんが仕事するのに自分がじゃましているかも」

だったんじゃないかとかその時を過ぎてふと思う


だって「しんどくてもがんばる」姿を
見せているんだもん


笑顔でいて欲しかったなら

自分が笑顔になれることをすればいんだっていう

すごくシンプルなこと

随分遅くなったけど気がついた

だから今は「なんとなくしんどい」を感じ始めたら

それがどんなに良いことでも

「それ間違えてるよ」って自分に言う


そうして夫から言われた言葉が脳内で再生

「しんどいことは続かない

大変なことは続けられない

やりたいことを続けたいなら

楽にやれる方法を考えなさいよ」


自分が楽しく笑える方法…考えるかぁ
P1000168

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実家片付けとはちょいずれます


割と早い時期から実家絡みのいろいろで

頭抱えてジタバタすることが多かったんですが

ある時から実家との関わり方について
マイルールってのを作ったりしまして

ソレ作ってから少々難儀なことがあっても
とりあえず眉間にしわ寄せて過ごす時間は激減しました


マイルールってのはコレ⬇

*「親のことがなければ」という気持ちがよぎったら
関わり方を見直す


*基本「そうしたい」という気持ちがあるか?
と自分に確認しながら動く


*しんどい気持ちになりかけたら止まれ


なによりも一番守らねばなルールとして

*「私が幸せであること」


とても勝手だし

人によっては言いたいこともあると思う


でも


親を恨むようになることだけは避けたかったので


だから、本当にしんどい時
母にそう告げたし

他の人の助けを借りたし

世間的な親孝行なことをまるで
できない自分をヨシにしたのです

それからは実家絡みのことで難儀なことがあっても
ちゃんと笑えるし、幸せだと思えて過ごせるように
なりました。

…て、これ実は悶々して落ち込んで
ちょっと心ささくれかけた私に夫がずっと
言ってきたことなんですよね
でもなかなか受け入れられない私

それは仕事仕事で世間的な「いい娘」とは程遠い自分に
いくらかの罪悪感があったから

でもある時夫が言った

「親が自分たちのためにがんばって
しんどい思いしている娘を見て喜ぶと思うか?
あんたはミツ(息子)がそんな様子でうれしいか?」

これ。

あー
ですねー

その時にこのマイルールはできたのでした
20140102ブログ絵
このマイルール、マンガの中でも描いていたりします(^^)

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親のやっていた店が潰れてその後の片付けは
寂しさはあっても罪悪感はなかったんですけど、

いわゆる「プライベートな物」については
けっこうな闘いがありました。


まずは持ち主の「捨てないで」という言葉やオーラとの闘い


店が潰れて父が亡くなり、がっくりと元気を無くした母

片付けながらふと思ったんですが
おそらく母にとって
家に残っていた物は
たくさんの幸せな頃の思い出や記憶がしまってある
部屋の鍵のようなものだったのかと。


でも捨てるわけです

母が捨てられないので私が捨てる


置いておけるならそれもアリだったんですが

病気で倒れて施設に入所した母

実家に残る物は、そのまま置いておくことが難しくて

そもそも片付け始めて母の部屋の物をどけたら

畳が傷んでいて、一部カビが出ていたり

晩年の喘息の理由はこれだったのか…と思うほど


それでも途中一旦ストップしたのは

母が時々「家の方どうなってる?」と聞いてくるから

嘘つくのがしんどいので

捨てるのを途中でストップしたのです

…と、これは振り返って思う理由

当時は「やむを得ない事情」が発生したからストップしたんで

きっと自覚ナシに「これ幸い」だったんだろうなぁ…(^^;)


話は戻りますが

「物」は「幸せな頃の思い出や
記憶がしまってある部屋の鍵のようなもの」

そう思った時に「罪悪感」はかなり減りました。

09
だって、その記憶はもう母が持って行ってしまったから。

そして、私は処分しながら「母が大事にしていた理由」を

想像して私の中の記憶の箱に入れていったので。


勝手ですが私の気持ちにしまいこんだので
「捨てていない」のです

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実家片付け真っ最中の人

間もなく我が身にかかってきそうという人

楽しいという方滅多いません

もちろん私も

33
実家の片付けでほとんどの人が感じる

面倒臭さってなにかって考えたんですけど


「自分ではない人の価値ある物」を

捨てることで「価値がない物」にしてしまう感
これかなと。


文字にするとなんかすごくひどいって感じません?

それを実行する時によぎる「どうしようもない悪役感」を持たされる
それは相手が生きてても死んでても同じ)

それを引き受けると思うと


…正直すごく面倒臭さいです


でも、始めて途中からハタと気がついたんですよ

「捨てるのは物であって
それにまつわる人の気持ちや価値は
誰にも捨てることができない」
ってこと


続く

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「楽に」を基本に進めようと思った実家片付け


意識してではなかったけれど
いつも実家の片付けに着手しようとすると

なにか「片付けは後で」と言ってしまうような
状況になっていたのです


「仕事が立て込んで時間がない」
…ちょうど急ぎの締め切りがない

「体調が悪い」
…更年期障害と50肩が治まってきた

「母親の病院が」
…母はもう虹の橋の向こう

それから、それから…


今回はその「できない理由」が軒並み消えてしまって

あれ?と思ったら目の前に「実家片付けの問題」が立っていました。

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なんだかその時
「あー
もう逃げるの疲れたなぁ」という心の声が


なんだかね、わけわかんないで逃げていたけど

段々、その正体がわかってきたというか

逃げ切っても楽にならないんだなと


まるで逃亡者のような…

でもホントにそんな気持(苦笑)
だからこの先を楽にするためにやるかぁと

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母が亡くなったのは2年前なんですけど

実家片付けの問題はかなり以前からありました。


何度もトライして何度も途中で挫折

理由は様々

そして、夫はなにも文句言わず

片付けなさいとも、どうするのとも


そして今回片付けを言い出した私に夫が言ったこと


「あなたがどうしたいのか

自分が楽になる、楽しい気持ちになれる形を

思えるならやんなさい

それなら協力するから」

「自分が楽になる」


毎度毎度、いろんな理由で中断していたけど

実は「自分がしんどかったから」だって

薄々気がついていたんですけど…

夫から見たら分かりやすかったのかぁ…

なるほど、だから夫はせっつかなかったのか


てわけで、けっこう考えました


「わたし、どうなら気持ち楽なの?」

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「自分が楽になる」

これが今回の実家片付け、それから続く実家修復

オープンアトリエと繋がる全ての始まりの合図でした
 #実家片付け #オープンアトリエ

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